辿り着いた北の離島──利尻島。

美しく壮大な自然の中で、

自分の「やれること」「やりたいこと」を求めることにした。

それが「本の楽しみ方」を模索すること。

お知らせ

2022年1218日:20日より開催の紙ものミニミニマーケットについてのページをつくりました!

2022年11月2日:新刊「いつしか芽吹いた何かを懐う」と新商品「利尻島旅券ミニノート」をオンラインショップにて販売開始!

当サイトをご覧いただきありがとうございます。

少し長くなりますが、お付き合いいただければと思います。


突然ですが、北海道の離島・利尻島をご存じでしょうか?

まったく知らない、名前だけ聞いたことがある、行きたいと思っている、行ったことがある……

いろいろな印象があると思います。利尻島に移住する前まで私にとっては「一度だけ行ったことのある島」でした。

しかし、まるで何かに導かれるように、その島へ地域おこし協力隊として赴任することに。

読書推進員という肩書のもと、図書館業務・運営、学校図書館の整備など司書として仕事を行っていました。


偶然なのか、私を島に導いた何らかの力によるのか分かりませんが、私は島の方と結婚することになりました。

そして、めでたいことに子どもを授かりました。

私の人生設計が良い意味でとんでもない狂い方をしました。

まさか、離島に定住することになるとは……


こうなると地域おこし協力隊という名で島に来たわけですから、今後も島に貢献できることを考えてみました。

今までしてきたこと──本を選ぶ、本を薦める、本を整える、本を魅せる。

自分のやりたいこと──本を書く、本を作る。

図書館でもなく、本屋さんでもない、「本の楽しみ方を模索している人」のお店。

そんなものが島にあったら面白いかもしれない。

子どもも小さく、雇ってもらうといろいろ迷惑をかけるだろうから……だけどやりたいことは、すぐやりたい。

うん、起業しよう。

今まで自分の中だけで育っていた想いが一つの束にまとまった瞬間でした。


そんなわけで「離島で本を〇〇する 淡濱社」が設立されました。

思い通りに活動が進まないことも多いですが、少しずつ少しずつ「やれること」「やりたいこと」を実現していきます。

温かく見守っていただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


令和3年9月1日

淡濱社 代表 濱田実里